(11)消化器内科での研修がスタート!(part3)

こんにちは!吉永です!
今回も、消化器内科での具体的な仕事内容を可能な範囲で書いていきたいと思います。

・実際の仕事内容について
病棟業務,救急外来での対応,内視鏡検査室での業務,エコー室での業務の大きな4つがありました。もちろん、他にもありましたが、大まかなことを書いていきたいと思います。

・病棟業務
病棟業務としては、先生方と患者さんの担当をして、日々の変化を聴取したり、処方をしたり…。時にはリハビリをされる患者さんの改善状況などを見て、上司の先生方と話をして方針を討論したり…。
救急外来では、オンコールの先生に呼ばれて一緒に診察や検査にあたりました。

・救急外来での対応
消化器内科へ紹介の患者さんが来たら、指導医の先生方から連絡があり、一緒に対応にあたりました。最初に対応して患者さん本人や付き添いの方から情報を聴取し、必要に応じて諸オーダーをしたりしました。まだまだ出来ていませんが、救急外来の看護師の方に指示もしないといけません。徐々に覚えていけている段階です。
もちろん、指導医に教わりながらです。
ひと段落したら、指導医の先生が、「~はよかった」「~はこうしたほうがよかった」というフィードバックをしてくださいました。その内容は、今も本当に役に立っています。

・内視鏡検査室での業務
内視鏡検査のある日は、まずは朝イチに検査室に行き、内視鏡検査を見学しました。その中で、先生や看護師の方々に解剖について教えていただきました。やはり、座学での画像と実際に見るのとでは、イメージが全然違いました。もちろん、同じような部分もたくさんあります。「〇回の医師国家試験の画像とそっくりや…」ということもけっこうありました(笑)。臨床の現場で皆様にも早く経験してほしいです。
それと並行しながら、病棟や救急外来での対応をしていました。

・エコー室での業務
これは、鹿児島市医師会病院での特徴の1つだと思います。日々、多くの検査をしてくださっています。その中で、定期的に検査室スタッフや先生方に、腹部エコーの当て方や見方(どういう視点で見たら良いか)などを教えていただきました。
見ていく順番などは全く分からなかったので、非常にありがたい次第でした。
もし時間があったら、また、ご指導を受け行きたいと思っています。

・食事のオーダーについて
入院された方には、点滴で様子を診る場合もありますが、必要に応じてもちろん食事をしていただきます。ただ、その「食事」に関しても、医師がオーダーしていかないといけません。普通の食事をしていただく場合もあれば、病態に合わせて食事やの種類や食事の形態を変えないといけません。「食事」は人間にとって大事なことです。
食事については、栄養管理室スタッフの方と連携して業務を行っています。もちろん、病棟の看護師の方々とも連携しています。日々の様子を診ながら、形態を変えたり、食事の量を変えたり…。
自分はこの点には知識がなかったので、栄養の本を購入して、少しずつ勉強しています。
分からない時には栄養管理室のスタッフの方にご指導いただきながら、徐々に学んでいっています。

・リハビリのオーダーについて
入院中に寝たままの状態だと廃用や拘縮が進んでしまったりします。そうならないように、必要に応じて、患者さんにはリハビリをしていただくこともあります。これに関しても、医師は必要の有無を判断し、早期から介入してもらわないといけません。
リハビリに関しては、リハビリ室の先生方と連携して行っています。

長くなりました!
今回はここまで!また次を楽しみにしていてください!

(10)消化器内科での研修がスタート!(part2)

こんにちは!吉永です!
今回は、消化器内科での具体的な仕事内容を可能な範囲で書いていきたいと思います。

・文書関連
文書の書き方を詳しくご指導いただきました。
カルテに関しては、学生時代の臨床実習でも大事にやっていたSOAPなどに関して改めてご指導いただきました。臨床実習中の学生の方も、今から実習などの学生の方も、ここは今から意識して勉強していたら、今後に役に立つと思います。自分も実際に役に立っています。
他の職種の方々も、順序だてて考えながら何事も進めていくことをしていくのは大事だと思います。仕事や日常に何か迷いのある方は、この点をぜひ意識してほしいです。
オーダー系統や書類の記載もやっています。このあたりも、先生方に何度も教えていただき、何度もメモして…。
紹介状・返書・サマリーの書き方なども、言葉のマナーも含めて詳しくご指導いただきました。往診依頼などの手紙も、ご指導をいただきながら書かせていただきました。

※SOAPって?
医療関係者でない方々も読んでくださっているかもしれないので、簡単に説明したいと思います。
SOAP…S(subjection;主観的データ)・O(objection;客観的データ)・A(assessment;評価)・P(plan;計画)
(S)患者さんの症状などの訴えはどうか,(O)血液検査やレントゲンなどの検査結果はどうか,(A)検査や症状からどういう病態(状態)を考えていくか,(P)それぞれの病態(状態)に対してどのようにアプローチしていくか…段階を考えて仕事をやっています。

今回はここまで!また次を楽しみにしていてください!

(9)消化器内科での研修がスタート!(part1)

こんにちは!吉永です!
今回からは、2020年4月~2020年5月の消化器内科での研修について書いていきます。

オリエンテーションがひと段落し、4月中旬からは、実際に病棟に出て医師として働くことがスタートしました。
自分は、消化器内科からのスタートでした。
(余談ですが、他の診療科では、鹿児島大学の初期臨床研修医の先生方が働いておられました。たすき掛けで鹿児島大学から先生方が定期的に来られるのもこの病院の特色になっています。この先生方の存在は、心強かったです。いろいろと教えてくださったり、声をかけてくださったり…。)
話を元に戻しましょう…(笑)。

まずは、これからお世話になる各病棟への挨拶回りでした。はい、緊張していました…(笑)。看護師の方々は優しい方ばかりでした。その方々は、今でも声をかけてくださいます。ありがたい次第です。
それから、消化器内科で絡みがある部署への挨拶回りでした(内視鏡室,エコー室,薬剤部など)。
どの部署も、消化器内科の研修が終わってからもお世話になっています。6月・7月は脳神経内科、今(2020年8月9日現在)は外科で研修をしていますが、どの科にいても、エコーや内視鏡は精査のためにたびたびお世話になっています。

病棟業務では、指導医である下川原先生につかせていただきながら仕事をしていました。急患の患者さんが来た際は、他の先生方とも仕事をさせていただき、時にはその先生方と患者さんを持たせていただきました。
業務を覚えるのはなかなか慣れず、最初はものすごく時間がかかりました。
業務を覚えることや仕事に慣れることは、どのような仕事でも時間を要することです。これは、今は医師国家試験や看護師国家試験を含めた資格試験の勉強をされている方々にも言えることだと思います。もしかしたら、医学部を目指して大学受験の勉強をされている方々も読んでくださっているかもしれません。もちろん、その他の学部を目指したり、他の何かを目指して勉強されたりしている方もいらっしゃるかもしれません。
近道はありません。「こつこつと」「しっかりと」取り組んでいくことが大事だと感じました。

先生方から「まずは医師としての仕事に慣れてほしい」ということで、かなり詳しくご指導いただきました。カルテの使い方や書き方,薬のオーダーの仕方,検査のオーダーの仕方…。
医師としての生活に慣れること、仕事に慣れること、仕事内容を覚えるのは大変でしたが、仕事がとても楽しかったです。今でもその気持ちは変わっていません。内容次第ですが徐々に仕事を任せていただく部分もあったり、それもありがたかったです。

次は、具体的な仕事を少しずつ話していきたいと思います。

今回はここまで!また次を楽しみにしていてください!