(17)患者体験について

こんにちは!吉永です!

今回は、当院の新人研修の1つである「患者体験」に関して書いていきたいと思います。
内容は…言葉の通りで「患者さんの気持ちになって過ごす」ということが趣旨です。
病棟で、1泊2日だけではありますが、実際の患者さんたちと同じ部屋で寝食を共に過ごしました。
入院患者さんと同じように手にリストバンドを巻き、部屋に案内していただき…、いつも看護師の方々がやってくださっていることを実際に体験し、「患者さんはいつもどのように感じながら入院生活を送っておられるのだろうか…」ということを考えながら過ごしていました。新人看護師の方と自分のような新人医師とだと、また違う考え方や感情があるのだろうなということも感じながらの体験でした。
周囲の先生方からも、「大事な経験だからしっかりと体験してきてください」と言われていましたが、ありがたい経験をすることができました。
1泊2日ではありますが、本当に貴重な体験をさせていただくことができました。
自分なんかのために、お忙しい中にも関わらず担当して下さった病棟スタッフの方々、ありがとうございました。

短いこともあっていいでしょう!(笑)
今回はここまで!また次を楽しみにしていてください!

(16)脳神経内科での研修がスタート!(総括)

こんにちは!吉永です!
今回は、脳神経内科での研修の総括や思っていたことを書いていきたいと思います。

正直なところ、密度が濃くて書ききれないのが正直なところです…(笑)。
濃くて非常に大変ではありましたが、充実して仕事も楽しかったです。

ここでも、多くを学ぶことができました。
先生方が詳しく優しく丁寧にご指導いただき、本当にありがたかったです。
消化器内科的な合併症のある方もいましたので、5月までいた消化器内科の先生やスタッフの方々ともコミュニケーションをとって対応したりもしました。
脳神経内科は、特殊な疾患(病態)も多いので、仕事をしていく上で大変な部分も多かったです。しかし、先生方がフォローしてくださり、2か月を無事に過ごすことができました。

2020年8月~9月は、外科での研修になります。

今回はここまで!また次を楽しみにしていてください!

次に書くことは…考え中です…(苦笑)。

(15)脳神経内科での研修がスタート!(part3)

こんにちは!吉永です!
今回も、脳神経内科での具体的な仕事内容を可能な範囲で書いていきたいと思います。

・治療薬について
色んな疾患(病態)の患者さんを担当させていただきました。その中でも、一番大変だったのは、治療薬のことでした。どの診療科でも薬の種類が多いのですが、殊に脳神経内科の領域の治療薬は種類が多く、定期的に新しい治療薬が出てきていると思います。例えば、医師国家試験の勉強で「パーキンソン病」という疾患に関しては頻出です。治療薬としては、ドパミン前駆物質(L-dopa),ドパミンアゴニスト,ドパミン遊離促進薬,L-dopa賦活薬,抗コリン薬,MAO-B阻害薬,COMT阻害薬といったものがあります。名前も、分類と同じようなものもあれば全く違うものもあります。しかも治療薬が定期的に新しいものが出ています。調べるのに学ぶのに大変です(大変でした)…。
今も、科は変わっていますが、治療薬に関しては、添付文書などを読んだりして自学自習に取り組んでいます。
薬のことに関して考えてみたら…座学で勉強していた時に思っていた以上に、医師国家試験の勉強で学んだ分類などが生かされていたような気がします…。
その点を頭の片隅に置いていたら、少し勉強が楽しくなるかもしれません…。今更ながら、「もっと早く気付けばよかった…」と少し後悔している部分です…。

・ルンバール(腰椎穿刺)の手技
ご存じでない方に関しては、「『ルンバール』って何やねん!」だと思います…(笑)。日本語では、教科書などでは、「腰椎穿刺」と呼ばれることもあります。腰の骨のところから針を刺して、髄液というものを採取し、検査室や病理診断室に検体を出して診断をしている検査です。扱うものは違いますが、採血のような診断方法です。髄膜炎という髄液で炎症が生じて体で悪さをしている疾患や、その他の脳神経的な疾患について、診断の一助となります。
この検査は、必要に応じて病棟や外来で施行するものですが、手技の細かいところまで先生方にご指導をいただきながら、多くの患者さんに対応させていただきました。
医師国家試験や各種の卒業試験や模擬試験ではこの知識が定期的に出ますが、「脳内に占拠性の病変(腫瘍など)がある時にはやってはダメ(積極的にやるべきではない)」な手技です…。

・リハビリに関して
消化器内科の時以上に、リハビリ担当スタッフの方にはお世話になりました。
脳梗塞を始めとした脳神経的な疾患(病態)では、リハビリの重要性が高いです。そのため、前にも書きましたが、リハビリスタッフの方々とは特に連携(協力)して、退院までの治療などにあたっていました。

今回はここまで!また次を楽しみにしていてください!