2019年8月

「あなたはどんな研修をしたいですか?」

こんにちは!鹿児島市医師会病院2年目研修医の前野孝明です。

早速ですが・・・

「あなたはどんな研修をしたいですか?」

医学生の皆さんは、野望があるはずです。

「何でもできる、頼れる医者になりたい」
「どんな急患でも診れる医者になりたい」
「3年目になったときに、困らないようにしたい」

一方で、やる気満々な自分を不安に思う気持ちもあるでしょう。

「忙しい場所で2年間やっていけるのだろうか」
「指導医や研修医の同僚と合わなかったらどうしよう」

はたまた待遇の問題でしょうか。

「有給をしっかり取れるところに行きたい」
「給料は多いほうがいいなぁ」
「当直は夜休めるといいなぁ」

大いに悩んでください。
だって私も悩みに悩んでこの病院に辿り着いたのですから。

そんな中で
鹿児島市医師会病院で研修という選択肢は、一つの答えになるかもしれません。

「忙しく充実した研修医生活を送りたいけど、当直なしの生活がしたいときもある」
「C病院は内科がすごいから行きたいけど、外科はD病院に行きたい」
「学術的に綿密な大学病院も良いけど、野戦病院で数をこなしてみたい」

どこか1箇所の病院で、全ての理想を通そうと思えば無理が出るものです。

だったら、様々な病院を巡れる所に行ければ良いのです!

私は、既に4箇所の協力型病院・施設に行っています。

様々な病院で、医師やスタッフに様々なことを教わりました。
それを活かしながら次の病院で実践して、時に褒められ時に不足分を教わる。

病院が変われば、それだけ関われる人の数が加速度的に増えてきます。
私は既に人生の師匠を何人も見つけて(勝手に!)、たくさんのことを教わっていますよ。

こんなチャンスはめったにないと思いますので、みなさんもぜひ、市医師会病院で研修してみてください。

病院ごとに大きく違うカルテの操作方法を覚えるのは大変ですけど。
(国が一つのカルテシステムに統一してくれればなぁ。病院連携も楽になるだろうし・・・)

 

最後におまけ。
今は奄美大島で研修しています。

高校の後輩に連れて行ってもらいました。

岩の足場を渡り歩き
波の音に耳すませ
たくさんの小さな海と魚たち

忙しい日々の合間で、心が洗われました。

鶏飯やジェラートも美味しかったんですけどね。

 

はじめまして!

はじめまして!
今年の4月より、鹿児島市医師会病院の研修医となりました吉松成俊です。
出身地は宮崎県都城市で、東京医科大学を卒業しました。
このブログを読んでくれている医学生の皆さんに向けて、当院での研修の様子や感想などを分かりやすくお伝えできればいいなと思っています。

 

【なぜ医師会病院を選んだのか】

5年生の夏、県主催の見学バスツアーで当院を見学したことがきっかけでした。
最初は「医師会病院が基幹型臨床研修病院なんだ~」くらいにしか思っていませんでしたが、見学を重ねるうちに、当院が県外出身者を温かく迎えてくれる病院であることを知りました。研修実施責任者の大迫先生や先輩研修医の話を聞き、①手技を豊富に経験できる点、②どの大学出身でも歓迎してくれる点(実際に県外出身の先輩研修医もいた)、③病院の雰囲気がとてもいい点に惹かれ、当院での研修を決めました。

 

【これまでの研修の振り返り】

4月の第1週目は看護師1年目の皆さんと一緒に採血や機器の使い方を学びました。
まずは座学をして、実際に手技をします。

(座学の様子)

(注射練習)

(おむつ体験)

あっという間の1週間でした。

そして2週目から麻酔科での研修が始まり、いきなりのオペ室で緊張しました。
どこに何があるのかさっぱりわからない状態で不安でしたが、麻酔科の先生方にEC法や薬の希釈の仕方、シリンジポンプの使い方などをしっかり教えてもらいました。

気管挿管をして、

それからしっかり気管に挿管チューブが入っているか確認します。

 

医師になったことでウキウキしたり、知らないことだらけでタジタジになったり・・・
忙しなく、そして充実した1か月間でした(^^♪

 

【今後の抱負】

まずはしっかり学んで手技をどんどんできるように努力すること、それがとても大切だと思います。
学生の時と今ではチャレンジできる手技の種類も、手技に対する心持ちも異なります。
学生の時はどうしても卒業試験や国家試験のことばかりを気にしてしまい、手技の勉強がおろそかになってしまいがちです。
研修医になってから手技の練習を全力でできるようになり、早く医師会病院の先生方のようになりたいという気持ちが沸々と沸いてきました。
自分のできる手技が増えてくることはとても楽しく、日々医師としてレベルアップしているのを感じます。

新米研修医、今日もがんばります!