2020年7月

(6)鹿児島市医師会病院のプチ紹介

こんにちは。吉永です。

 

Q.
紹介型ってどんな患者さん診るの?
A.
開業医の先生からの紹介が多いです。もちろん、県内の大きな病院からも紹介受診されることもあります。開業医の先生からだと、MRIやCTがないので画像検査も含めて、精査加療の目的でそのまま紹介をいただくことも多いです。患者さんとしては、ほとんどが、前情報(紹介元の病院での治療歴や今までの既往歴など)のある方が来られます。もちろん、そうではない患者さんもいらっしゃるのは言うまでもありません。

Q.
周りの先生はどんな人が多い?
A.
凄い先生ばかりです。キャラクターに関しては、何と言っても十人十色です。面白い先生が多いですし、ギャグが大好きな先生もいて、休憩中は特に場を和ませてくれます。このご時世だからこそ、「笑う」とか「笑顔」って大事だと思うので、「やはり(?)この病院に来てよかったな」と思っています。

Q.
当院の強みは?
A.
内科では消化器内科・脳神経内科・循環器内科という3つがあるところでしょうか。外科や婦人科や麻酔科の先生方も素晴らしい先生方が多いのは言うまでもないと思います。
エコー・CT・MRIを含めた検査を積極的にしてくださることも強みだと思います。救急で来てもすぐに対応してくださいます。採血検査などの検体検査室のスタッフの方々も迅速に結果を対応して下さるので、本当に助かっています。

Q.
入ってみて初めて分かったことは?
A.
「ヘパリン」は知っていたけど、「ヘパリンロック(ヘパロック)って何やねん!」みたいなことはありました。その時に調べたのが覚えているので、記載いたします。これはどこの病院に行っても同じだとは思いますが…。
輸液を投与せずに血管内にカテーテルを留置すると,先端部分に血液が逆流して凝固し,カテーテルを閉塞させる.この閉塞を予防するためにヘパリン加生理食塩水をカテーテル内に充填しておく,この手技をヘパリンロックと呼ぶ.(公益社団法人 日本薬学会HP参照)
あとは、座学の学習では「腰椎穿刺」と習っていたので、「ルンバールって何やねん!」もありました。5年次の臨床実習で全く触れる機会がなかったのもあると思います。
専門用語的なものは、正直なところは働きだしてからでいいと思いますが、少しでも触れておくと後が便利かもしれません。自分から勉強する必要はないです。臨床実習や模擬試験などで触れたものを知っていくスタンスでいいと思います。そこにだけ時間を費やすのは得策とは考えられません。

 

今回はここまで!また次を楽しみにしていてください!

(5)研修医の日常生活

こんにちは。吉永です。

 

Q.
毎日何時くらいに来て、何時くらいに帰るの?
A.
それならば…自分の生活リズムをご紹介したいと思います。
6:30 起床・朝食
7:00 通勤のために家を出る
7:40 病院へ到着・更衣
7:50 カルテで担当患者さんの(オーダーしていたら)採血のオーダー結果やバイタルの確認
8:00 担当患者さんを回って変化などを確認

18:00 帰宅
22:00 就寝(爆睡)
日常の仕事内容としては、
・先輩医師について行って患者さんを回る
・ラウンドしている診療科の患者さんが救急外来に来たら駆けつけて診察や検査を一緒に行う
・(消化器内科の時は)内視鏡や腹部エコーを見学(腹部エコーは実際にやることも)
・先輩医師の手技の補助
などがあります。
昼食を食べる時間はもちろんあります。自分で作って来られる先生もいらっしゃれば、配達のお弁当を食べたりすることもあります。たまに高価な弁当を頼むのがたまの楽しみです(笑)。
詳しい内容は、次回以降のブログで書きたいと思います。

Q.
救急対応ってどんなことしてるの?
A.
まずは、その日の各診療科のオンコールの医師に病院の事務担当から電話がいきます。救急外来での対応がいったん必要だと判断されたら、当院の救急外来へ患者さんが来る流れです。それが決まったら、その診療科を回っている研修医に連絡が来て、患者さんが到着次第に対応に当たります。
到着したら、救急隊の方から情報をいただいたりします。その後は、先輩医師と一緒に患者さん本人やご家族などから情報を聴取します。それと並行しながら、必要に応じて動脈採血などの手技を行っていきます。脳神経内科であれば、必要に応じて腰椎穿刺を行うこともあります。必要がある方には、エコーやCTやMRIなどの画像検査を行い、治療方針を決めていきます。入院が決まった方には、入院に必要な書類の作成や食事のオーダーを行います。

Q.
当直体制はどんな感じ?
A.
月に4回まで可能です。
前月の末あたりに、スタッフの方に予定(入りたい日)を伝えます。原則的には、その月に回っている診療科の先輩医師につく形で当直をやります。
内容としては、救急外来に紹介された患者さんを先輩医師と対応します。自分の担当の科であれば、検査をしながら、入院が必要かor外来的に経過を見る形でOKかなどを決めていきます。検査などをしていくうちに、他の診療科への紹介と判断したら、その診療科のオンコールの医師に相談し、対応にあたっていただきます。
そのため、他の診療科の先生方の対応を勉強させていただくこともしばしばです。

 

今回はここまで!また次を楽しみにしていてください!

(4)病院見学のポイント

こんにちは。吉永です。

 

Q.
病院見学で見るべきポイントは?
A.
どの病院に行くにせよ、自分は以下のようなことは確認しました。他の病院に行かれた先生方にも聞いて、どのような点を病院見学のポイントに挙げたかを聞いてみました。
・病院の雰囲気はどうか
・指導体制はどのような感じか
・手技的なものはどこまで勉強できるかandさせていただけるか
・休みはしっかりあるか
・どのような待遇か(通勤手当や住宅手当など)
・QOLは良いか
・給料について(HPを見たり実際の研修医の先生にインタビューしたらわかることがあります)
・勤務時間はどうか
自分は、指導体制・手技的な点に関しては、特に重視して見学していました。
病院見学に関して見るべきポイントは、個々の人たちで違いますので、「友人と同じ病院に行きたい」も大いにありですが、自分なりの何かを持って決めて欲しいです。
その中で、鹿児島市医師会病院に決めて下されば有り難いです。(笑)

Q.
給与や手当は重視した?
A.
自分に関しては、「給与や手当は高いに越したことはないけど重視はしていない」スタンスでした。もちろんあるならば欲しいのは欲しいです…(笑)。

Q.
先輩は少ないし、同期はいないけど寂しくないの?
A.
2年目の先生は院外研修に行っていて、今年に関しては、院内にいる基幹型の初期臨床研修医は実質は自分だけです。
ですので、来年以降は、多くの先生方が来て下さることを院内スタッフ一同で楽しみにしています!(笑)
寂しいことは寂しいですが、この病院の先生方やスタッフの方々は優しい方が多く、すれ違った時に声をかけてくださるので、ありがたいです。特に、病棟の看護師の方々は毎日のようにすれ違うと顔を覚えて下さったりするので、その中で声をかけてくださるので、助かっています。
また、同期の看護師や薬剤師の先生の頑張りを目にすることが多く、「自分も頑張らないといけないな」という思いにさせてくれるので、「同期って大事だしありがたいな」と毎日のように思っています。病棟の手技の時も、補助の手伝いに同期の看護師の方が入ってくれることもあります。それも元気をもらえています。

 

今回はここまで!また次を楽しみにしていてください!