2020年8月

(12)消化器内科での研修がスタート!(総括)

こんにちは!吉永です!
今回は、消化器内科でやってきたことの総括を書いていきたいと思います。

多くのことを学ぶことができました。
最初はついていくのも大変でしたが、先生方に詳しく優しく丁寧にご指導いただき、本当にありがたかったです。

消化器内科で初めて担当した患者さんがいました。入院してから退院するまでに時間を要しましたが、リハビリもしていきながら退院となった時には嬉しかったです。初めて担当させていただいた患者さんというのもあったかもしれません。

消化器内科で研修している時、仕事をうまくこなせない時期が続き、正直なところ、少し悩んでいた時期がありました。そういう時期に、下川原先生に、「優先順位を考えながら仕事をしていったらどうか」という言葉をいただきました。
その時は、優先順位を考える余裕もなく、やるべき仕事を順々にがむしゃらにしていっている自分がいましたが、お話をいただいてからは、諸仕事に対して重要性や優先順位を考えながら、仕事ができるようになりました。それからは、徐々に落ち着いて仕事をすることもできるようになりました。

そして、嬉しかったこともあります。鹿児島市医師会病院で働く中で、産業医科大学の出身の先生と偶然ですがお話をさせていただく機会があったことです。下川原先生が案内してくださり、先生方にご挨拶をさせていただきました。出身大学について少し語ることができて、これも研修をしていくうえで気が楽になりました。「こんなところで同じ出身大学の先輩医師とお会いできるとは思っていなかった」との思いでした…(笑)。
「鹿児島県内にいる産業医科大学出身の先生たちといつか食事でもしたいね」という話もしてくださいました。

2020年4月~5月は消化器内科で多くのことを学べました。
関わった先生方やスタッフの方々、ありがとうございました。

2020年6月~7月は、脳神経内科での研修になります。次回からは、しばらくその件について書いていきたいと思います。

今回はここまで!また次を楽しみにしていてください!

(11)消化器内科での研修がスタート!(part3)

こんにちは!吉永です!
今回も、消化器内科での具体的な仕事内容を可能な範囲で書いていきたいと思います。

・実際の仕事内容について
病棟業務,救急外来での対応,内視鏡検査室での業務,エコー室での業務の大きな4つがありました。もちろん、他にもありましたが、大まかなことを書いていきたいと思います。

・病棟業務
病棟業務としては、先生方と患者さんの担当をして、日々の変化を聴取したり、処方をしたり…。時にはリハビリをされる患者さんの改善状況などを見て、上司の先生方と話をして方針を討論したり…。
救急外来では、オンコールの先生に呼ばれて一緒に診察や検査にあたりました。

・救急外来での対応
消化器内科へ紹介の患者さんが来たら、指導医の先生方から連絡があり、一緒に対応にあたりました。最初に対応して患者さん本人や付き添いの方から情報を聴取し、必要に応じて諸オーダーをしたりしました。まだまだ出来ていませんが、救急外来の看護師の方に指示もしないといけません。徐々に覚えていけている段階です。
もちろん、指導医に教わりながらです。
ひと段落したら、指導医の先生が、「~はよかった」「~はこうしたほうがよかった」というフィードバックをしてくださいました。その内容は、今も本当に役に立っています。

・内視鏡検査室での業務
内視鏡検査のある日は、まずは朝イチに検査室に行き、内視鏡検査を見学しました。その中で、先生や看護師の方々に解剖について教えていただきました。やはり、座学での画像と実際に見るのとでは、イメージが全然違いました。もちろん、同じような部分もたくさんあります。「〇回の医師国家試験の画像とそっくりや…」ということもけっこうありました(笑)。臨床の現場で皆様にも早く経験してほしいです。
それと並行しながら、病棟や救急外来での対応をしていました。

・エコー室での業務
これは、鹿児島市医師会病院での特徴の1つだと思います。日々、多くの検査をしてくださっています。その中で、定期的に検査室スタッフや先生方に、腹部エコーの当て方や見方(どういう視点で見たら良いか)などを教えていただきました。
見ていく順番などは全く分からなかったので、非常にありがたい次第でした。
もし時間があったら、また、ご指導を受け行きたいと思っています。

・食事のオーダーについて
入院された方には、点滴で様子を診る場合もありますが、必要に応じてもちろん食事をしていただきます。ただ、その「食事」に関しても、医師がオーダーしていかないといけません。普通の食事をしていただく場合もあれば、病態に合わせて食事やの種類や食事の形態を変えないといけません。「食事」は人間にとって大事なことです。
食事については、栄養管理室スタッフの方と連携して業務を行っています。もちろん、病棟の看護師の方々とも連携しています。日々の様子を診ながら、形態を変えたり、食事の量を変えたり…。
自分はこの点には知識がなかったので、栄養の本を購入して、少しずつ勉強しています。
分からない時には栄養管理室のスタッフの方にご指導いただきながら、徐々に学んでいっています。

・リハビリのオーダーについて
入院中に寝たままの状態だと廃用や拘縮が進んでしまったりします。そうならないように、必要に応じて、患者さんにはリハビリをしていただくこともあります。これに関しても、医師は必要の有無を判断し、早期から介入してもらわないといけません。
リハビリに関しては、リハビリ室の先生方と連携して行っています。

長くなりました!
今回はここまで!また次を楽しみにしていてください!

(10)消化器内科での研修がスタート!(part2)

こんにちは!吉永です!
今回は、消化器内科での具体的な仕事内容を可能な範囲で書いていきたいと思います。

・文書関連
文書の書き方を詳しくご指導いただきました。
カルテに関しては、学生時代の臨床実習でも大事にやっていたSOAPなどに関して改めてご指導いただきました。臨床実習中の学生の方も、今から実習などの学生の方も、ここは今から意識して勉強していたら、今後に役に立つと思います。自分も実際に役に立っています。
他の職種の方々も、順序だてて考えながら何事も進めていくことをしていくのは大事だと思います。仕事や日常に何か迷いのある方は、この点をぜひ意識してほしいです。
オーダー系統や書類の記載もやっています。このあたりも、先生方に何度も教えていただき、何度もメモして…。
紹介状・返書・サマリーの書き方なども、言葉のマナーも含めて詳しくご指導いただきました。往診依頼などの手紙も、ご指導をいただきながら書かせていただきました。

※SOAPって?
医療関係者でない方々も読んでくださっているかもしれないので、簡単に説明したいと思います。
SOAP…S(subjection;主観的データ)・O(objection;客観的データ)・A(assessment;評価)・P(plan;計画)
(S)患者さんの症状などの訴えはどうか,(O)血液検査やレントゲンなどの検査結果はどうか,(A)検査や症状からどういう病態(状態)を考えていくか,(P)それぞれの病態(状態)に対してどのようにアプローチしていくか…段階を考えて仕事をやっています。

今回はここまで!また次を楽しみにしていてください!