鹿児島市医師会 初期臨床研修プログラム

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感想(1)!

鹿児島大学病院2年目研修医が「鹿児島大学桜島プログラム」として、

当院で令和2年3月~令和2年5月まで研修を行いました。

今回は、研修を終えた研修医から感想をいただいたので掲載します。

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3月からの3ヶ月間、鹿児島市医師会病院にて研修させていただきました。2ヶ月循環器内科、1ヶ月麻酔科というスケジュールでしたが、まだまだ勉強したりない、もっといろいろな経験がしたいと思えるような環境でした。

循環器内科では、心臓カテーテル検査、トレッドミル検査、負荷心筋シンチ検査、心エコーなどの検査だけでなく、心不全や虚血性心疾患、不整脈の患者さんの病棟管理なども学ぶことができました。なかでも、PCIによって詰まった血管や狭窄している血管が劇的に改善され、患者さんの自覚症状も改善する様子がとても爽快で感動的でした。もともと循環器には興味がありましたが、循環器診療の幅広さ・奥深さを知って、一生の仕事にしてもいいかもしれないと思うほど興味が深まりました。

麻酔科ではマスク換気、気管挿管、末梢・Aライン確保、麻酔管理など手技を中心に多くのことを学ぶことができました。なかなか手技がうまくいかずに先生方やスタッフの皆さんを苛つかせてしまったかもしませんが、懲りずに温かいご指導をありがとうございました。まだ手技に自信はありませんが(特に挿管)、先生方に教わったポイントを深く頭に刻み込んで、またどんどん経験を積んでいきたいと思います。

内科をまわれば内科が楽しく、外科をまわれば外科が楽しく、そういうこともあってまだ進路は決めきれていないですが、どの診療科に進むにしても、この3ヶ月で経験したことは私の医師人生においてかけがえのない財産となりました。

短い期間でしたが、ご指導いただいた先生方、医療スタッフの方々、関わって下さった全ての皆様に感謝致します。これからも立派な医師となれるように精進してまいります。

鹿児島大学病院 研修医2年目 H・N