鹿児島大学病院 2年目研修医が「鹿児島大学桜島プログラム」として、
当院で令和元年8月~令和元年10月まで研修を行いました(脳神経内科・循環器内科)。
今回は、研修を終えた研修医から感想をいただいたので掲載します。
【研修を終えての感想】
私は現在、鹿児島大学病院の「桜島」プログラムで初期臨床研修をしており、その中で協力型病院である鹿児島市医師会病院で3か月間研修をさせていただきました。
1年目は大学病院にて研修をしておりましたが、大学病院での研修と医師会病院の研修は異なる面も多く、とても新鮮な気持ちで研修させていただきました。先生方をはじめスタッフの皆様も身近な存在であり、質問しやすい環境が整っていたので、とてもありがたかったです。また、医師会病院にはさまざまな病態の患者様がいらっしゃったので、多くのことを学ぶことができました。疾患のことだけでなく、患者様とのコミュニケーションの中で色々な気付きを得ることもあり、とても貴重な経験となりました。
手技に関しても、チャンスがあるときは自分の担当の患者様でなくとも声をかけていただき、多種の手技を経験することができました。神経内科では腰椎穿刺、循環器内科では心臓カテーテル検査やトレッドミル運動負荷試験などの生理検査を実際にさせていただいたことで、未熟ながらも「経験したことがある」という自信につながりました。
脳神経内科は、内科専攻医のための症例経験を積むことを目的として研修させていただきました。ありがたいことに、先生方が熱心に考えて症例をあててくださり、また、患者さんの疾患のバリエーションも豊富なことから、色々な疾患を経験することができました。さらに救急では、脳神経内科疾患以外の患者様も診ることができ、貴重な経験でした。
医局での座席が真ん中の島にあったこともあり、全ての先生方に困っていることはないかなど、話しかけていただきとても嬉しかったです。症例の経験だけではなく、本当に色々なことを学ぶことができました。
循環器内科では1か月という短い期間ではあったものの、検査や病棟業務・救急などさまざまなことを経験することができました。検査は今まではそれぞれがどういった意味合いを持つのか曖昧な理解でしたが、実際に見たり経験させていただいたりした中で、検査の有用性や使い方についてリアリティをもって感じることができました。また、さまざまな循環器疾患の患者様を担当させていただきました。基本的なことから循環器疾患のことまで本当に幅広く教えていただき、学ぶことができました。自分の未熟さを思い知るとともに、もっとしっかりと勉強していかなければならないと感じました。
3か月間、鹿児島市医師会病院の皆様には大変お世話になりました。楽しく充実した3か月を過ごすことができました。残りの少ない研修期間、そしてその後にこの経験を活かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。
鹿児島大学病院2年目研修医 窪田 唯伊