=== 年頭のあいさつ ===
年 頭 の ご 挨 拶 |
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新春を迎え,謹んでお慶びを申し上げます。
鹿児島市医師会の皆様には,多忙を極める日常業務の中,夜間急病センターの管理運営,各種の予防接種や健診,介護保険の認定業務のほか,桜島総合防災訓練への参加など,市政の各面にわたり,温かいご理解とご協力を賜っておりますことに,心から感謝申し上げます。
私は,先の市長選におきまして鹿児島市長として四期目の市政運営の重責を担わせていただくことになりました。「市民が主役の鹿児島市の実現」を基本理念に,持てる力と情熱のすべてを傾注し,市政運営に邁進してまいります。
さて,昨年発表された国勢調査の確定値では,日本の総人口が初めて減少し,本市の人口も60万人を下回るという結果になりました。人口減少局面へ移行し少子高齢化が進行する中,結婚,出産,子育て,就学,地域包括ケアの推進や介護予防・生活支援サービスなど,段階に応じたきめ細かな支援の充実を図ることが喫緊の課題となっております。
また,昨年は,4月の熊本地震にはじまり,10月の鳥取地震,11月の福島沖地震など,各地で大きな地震が相次ぎ,日頃の防災対策の重要性についても認識させられた一年でありました。本市におきましては,今後の有事に備えるべく,昨年の11月に桜島において夜間の避難訓練を初めて実施したところです。
皆様方におかれましては,健康づくりの推進や病気の予防など,保健・医療の充実はもとより,市民の皆様の生命と財産を守るための桜島爆発対策など危機管理体制の強化にもお力添えをいただいており,大変心強く思っております。
今後とも,まちづくりの大きな柱の一つである「健やかに暮らせる安心で安全なまち」の実現に向けて,ハード・ソフト両面から,各種施策を積極的に展開してまいりたいと考えております。
今を溯ること150年前,薩摩藩はパリ万国博覧会に出展するとともに,世界文化遺産に登録された異人館が完成し,日本で初めての洋式紡績工場が操業を始めました。先人たちの果敢なチャレンジがあってこそ,近代日本の発展を支える“鹿児島発・日本初”の産業を開花させることができたものと思います。
本市が,世界に冠たる「豊かさ℃タ感都市」としてさらに飛躍していくために,それぞれの施策の推進に強い情熱と先人たちに負けないチャレンジ精神を持って,全力投球してまいります。
本年も市政の推進に,より一層のご理解とご協力を賜りますようお願いいたしますとともに,新年が未来への夢と希望の持てるすばらしい年となりますよう,心からお祈り申し上げ,新年の挨拶といたします。

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