編集後記


 時の過ぎるのは本当に早いものでもう師走になってしまいました。今年は,何といってもリオ五輪での日本人選手の大活躍やプロ野球では広島東洋カープの実に25年ぶりの悲願のリーグ優勝,参議院,鹿児島県知事,アメリカ大統領など予想外の結果もあった選挙もあり,また大きな被害をもたらした熊本地震,台風も多い年でもありました。被害にあわれた方々の1日でも早い復興を願うばかりです。
 「誌上ギャラリー」では久保先生より復興への陽光〜猪苗代の冬〜をいただきました。厳しい冬を乗り越えて力強さを感じさせてくれます。正に復興への第一歩を思わせるフォトかと思いました。
 「論説と話題」では新名副会長より,2016年を振り返って,内科医会 有馬先生,外科医会 末永先生,小児科医会 鈴木先生,耳鼻咽喉科医会 森山先生,泌尿器科医会竹元先生,医師会各部門よりご投稿をいただきました。また,鹿児島市医師会平成28年の動きを事務局よりまとめの報告です。
 「医療トピックス」では腎機能低下時に投与禁忌,慎重投与となっている糖尿病治療薬です。SU薬,ピグアナイド類を投与する時は腎機能をより確認しないといけないと改めて思いました。ありがとうございました。
 「学術」では南九州病院の米倉先生,大熊先生から,「FUJIFILM SYNAPSE(標準ビュー)におけるマクロ機能搭載多機能マウスG700の応用について」,医師会病院の石崎先生から「当院外科における膵頭十二指腸切除の検討」と貴重なご報告ありがとうございました。コロッケ会の誌上症例検討Q&Aも5回目となり楽しみにされている先生方も多いかと思います。今後も掲載の程よろしくお願いいたします。
 「随筆・その他」では古庄先生より【スリランカ@】が紹介されています。貴重な切手のご紹介いつも大変ありがとうございます。小田原先生からは「医療事故調査制度施行1年をふりかえって」「鹿児島県地域医療構想策定顛末報告を評価する」とのことでご寄稿いただきました。ありがとうございました。
 武元先生からは「頭痛とビタミンB12欠乏」とのことでご寄稿いただいております。頭痛の原因としてビタミンB12欠乏も念頭に入れなければと大変勉強になりました。ありがとうございました。
 武藤先生よりいただいたリレー随筆ではカナダと日本の文化の違いについてご寄稿いただき,やはり日本の文化って良いなと感じさせていただきました。
 「各種部会だより」では,鹿児島市内科医会9月例会において山口先生より気管支喘息,COPD,特発性間質性肺炎および肺癌4疾患治療のトピックスがテーマでご講演いただき大変有意義であったとのことでした。
 「各種報告」では,年永理事より第22回日本保育保健学会についての詳細な報告がありました。ご参照ください。
 アメリカ大統領選挙では,大方の予想を覆しトランプ氏が当選しましたが,そのため来年は日本にもいろいろな影響が出てきそうです。激動の年になるかもしれませんが,なんとか踏ん張って乗り切っていきたいものです。

                             (編集委員  角 純啓


                                              

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