編集後記


 「秋の夕日に 照る山紅葉(もみじ)濃いも薄いも 数ある中に〜」(もみじ,高野辰之作詞,岡野貞一作曲)。皆さんは秋を見つけにいきましたか?空は青さが際立ち,夏の入道雲からいわし雲など秋の風情に変わり,いわゆる「天高く馬肥ゆる秋」の到来ですね。
 さて,大山先生の「誌上ギャラリー」は,この季節にぴったりのえびの高原の秋風に揺らぐコスモスの写真です。ドライブがてら観賞に行きたくなりますね。いつも素敵な写真をご提供いただきありがとうございます。
 「論説と話題」では,牧先生より「第11回男女共同参画フォーラム in とくしまに参加して」をご寄稿いただきました。女性医師の意思決定の場への参画について一層の促進を図り,引き続き女性医師のさらなる活躍を支援するとのことです。また,村上先生,川畑先生,重森先生,田畑先生,松永先生,永井先生より九州ブロックの学校保健・学校医大会,学校検診協議会についてご寄稿いただきました。先生方のご尽力で,未来を担う子どもたちの健康が守られていることを実感いたします。
 「トピックス」では,学校医永年勤続者と会員特別表彰者の紹介がありました。先生方の長年の予防医学・地域医療への貢献には頭が下がる思いです。表彰おめでとうございます。
 「医療トピックス」では,入佐先生と病院職員の方々より「第56回日本人間ドック学会学術大会」をご寄稿いただきました。学会に参加され,医師会病院の人間ドックで胃がんリスク検診・胃の健康度評価としてのABC検診や,複数のがんのリスク評価としてのAICSの導入を予定しているとのことです。
 「学術」では,徳永先生より「当院における慢性骨髄性白血病の分子標的治療薬の治療成績」をご寄稿いただきました。CMLにおけるTKI製剤は患者さんの予後を一変させたとのこと。貴重な研究のご紹介ありがとうございます。
 「医師会病院だより」では,大塚先生より婦人科における腹腔鏡下手術の紹介と,新たに「医師会病院ニュース」が掲載されています。先生方のニーズに応えるべく職員一丸となって頑張ってまいりますので,患者さんのご紹介よろしくお願いいたします。
 「切手が語る医学」では,古庄先生より「ライオンズクラブ・医師」の切手が紹介されています。いつも珍しい切手の紹介ありがとうございます。
 「リレー随筆」では,矢野先生よりご寄稿いただきました。ありがとうございます。
 「区・支部だより」では,第35回東区医療三師会の状況が報告されています。当日は台風到来直前にもかかわらず85人も出席され,情報交換や親睦を深めたとの事。地域連携の一環として大切な会合ですね。
 「各種部会だより」では,鹿児島市内科医会7月例会での平山先生と高嶋教授のご講演が紹介されています。ご一読ください。
また,「鹿市医郷壇」へのご投稿ありがとうございます。平成28年の兼題も掲載されています。皆さんも,この秋にひとつ郷句でもひねってみませんか!!ご投稿お待ちしております。
 さて皆さん,焼酎のお湯割りがよりいっそううまく感じる季節がやって来ました。この秋に,美味い食事に舌鼓,読書三昧,旅もよし。そんな私は,前述の元気の源になるお湯?で秋の夜長を楽しむことにします。あしからず・・・。

                                   (編集委員長 上ノ町 仁


                                              

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