五月です。気候のいい時期になりました。新入生や新入社員も1カ月たち新しい環境にやっと慣れてきたころでしょうか。
さて,天辰先生の「誌上ギャラリー」はこの時期にふさわしい「湯之尾滝の鯉のぼり」です。「屋根より高い鯉のぼり〜」もいいですが,滝の中を泳ぐ鯉のぼりも勇壮で子どもたちの健やかな成長を心から願うところです。ご寄稿ありがとうございました。
「論説と話題」は第6回臨時代議員会の報告です。そこで次期鹿児島市医師会の役員も決定し,本号に次期会長の所信表明があります。幾多の困難もあるが新制鹿児島市医師会設立70周年を迎え「会員のためにどうあるべきか」を念頭に尽力されるとのこと,しっかりとした舵取りを期待します。
また,鹿児島市医師会病院の新旧院長のご挨拶をいただきました。田畑先生,今までの病院運営本当にご苦労様でした。また園田新院長には医師会病院のさらなる飛躍にますますのご活躍を期待します。
「学術」には,鹿児島市外科医会春季例会症例検討会でご発表いただいた「興味ある症例」5例,内科医会例会講演会でご講演された吉村先生から「橋本病と妊娠」「福島原発事故と甲状腺」と,今給黎総合病院の立和田先生から「膀胱全摘除術後の腸管を利用した尿路変向・再建術」につきご寄稿いただきました。自分の専門領域と異なる先生方のご報告は大変勉強になります。貴重なご寄稿ありがとうございました。
また,恒例となりました「医師会病院だより」もご一読いただき,お困りの症例等ございましたらご紹介の程よろしくお願いいたします。
「随筆・その他」のなかの「切手が語る医学」では,古庄先生より「エイズとマラリア(1)」の切手が紹介されています。いつも珍しい切手の紹介ありがとうございます。また,鮫島先生の「徳之島の戦跡@」は富山丸,武州丸,対馬丸のことが書かれています。先生が南へ向かうとき空路では特攻隊の若人を,海路では海に散った軍人や児童を偲ばれるとのこと,命の尊さと平和の大切さを痛感します。また,西橋先生の「地図」は,先生の旅が織りなすいろいろな方々との心温まる出会いが書かれています。こんな素敵な旅をしてみたいものです。
「リレー随筆」には,宇都先生より「ポール・マッカートニーがやってきた!」のタイトルでご寄稿いただきました。ポール・マッカートニーへの感動,感動また感動がぐいぐい伝わってきて,『一言,ただただ凄かった』の表現が印象的でした。ご寄稿ありがとうございました。
「区・支部だより」には,各区・支部長の退任・就任のご挨拶と支部会報告があります。各区・支部をおまとめいただいた先生方,本当にありがとうございました。また「各種報告」にもありますが,新たに区長副区長,支部長副支部長,代議員予備代議員および,各種委員にご就任された先生方におかれましては,ご苦労をおかけしますがよろしくお願いたします。
また,「鹿市医郷壇」へのご投稿ありがとうございます。頭も冴えるすごしやすい季節です。ちょいとひねってどしどしご応募ください。心よりお待ちしております。ここで一句「泣こよっか ひっ飛べ出(投稿)したら 賞もろた」あな嬉し…失礼!!
「茶摘み」「こいのぼり」「せいくらべ」…五月のころの童謡は,伸び行く姿を唱にしてあり,心も軽やかになります。この季節「五月晴れ」とありますように,何をするにもいい時期です。ふらり旅にでるもよし,スポーツに汗を流すもよし。新緑の清々しい空気のなか,伸びやかな生活をしたいものです。
(編集委員長 上ノ町 仁)

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