=== 年頭のあいさつ ===
年 頭 の ご 挨 拶 |
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平成26年の新春を迎え,謹んでお慶びを申し上げます。
鹿児島市医師会の皆様には,日頃から市政への温かいご理解とご協力を賜り,おかげさまで市政が順調に進展しておりますことに深く感謝申し上げます。
また,多忙を極める日常の医療業務の中,夜間急病センターの管理運営,各種の予防接種や健診,介護保険の認定などにご尽力いただいておりますことに重ねてお礼申し上げます。
本市は,今年,市制施行125周年,また合併により新生鹿児島市が誕生してから10周年という大きな節目を迎えます。この節目の市政を預かる者として,本市の限りない発展に向けて着実な歩みを進め,将来に引き継いでいく決意を新たにしているところでございます。
さて,我が国は今,東日本大震災からの復興,増税と経済再生との両立をはじめ多くの難しい課題に直面しております。一方,景気は回復傾向にあるとされており,さらには東京オリンピックの開催決定なども相まって,国民の間には未来への期待が徐々に芽生えつつあります。
こうした明るい兆しを確かなものとするためには,地方自治体においても,自らの創意工夫と特性を生かした取組を加速し,地域の活力を高めていくことが重要であると考えております。
そのため,本市では,世界文化遺産登録や世界ジオパーク認定という世界を見据えた取組を進め,国際観光都市としてのブランド力を向上させるとともに,多彩な魅力の発信や,国内外の都市との多角的な交流に積極的に取り組み,交流人口のさらなる拡大を図ってまいります。
また,国内外で大規模な災害が相次ぎ,大正噴火100周年を迎える桜島の火山活動も活発化する中,災害時への備えをさらに強化し,防災力の底上げを図るとともに,セーフコミュニティ認証取得に向けて取り組んでまいります。
さらに,新市立病院の建設をはじめ,ドクターカーの導入検討,新型インフルエンザ等に対応するための行動計画の作成,医療と介護の連携など,健康・医療の充実にも取り組み,市民の皆様が住み慣れた地域で健やかに暮らせる安全で安心なまちづくりを進めてまいります。
今年は,薩摩藩が洋学の教育機関である開成所を設立してから150年の節目にあたります。後に初代文部大臣となった森有礼をはじめ,ここで学んだ生徒たちは,様々な分野で活躍し,日本近代化の礎となりました。開成所の設立は,まさに未来への投資でした。
少子高齢化や人口減少など,先を見通すことが難しい時代ではありますが,今こそ進取の気風を持って,本市の取組の一つひとつが,明るい未来への布石となるよう全力を傾け,市民や市医師会の皆様との協働のもと,真に“豊かさ”を実感できるまちを創造してまいりたいと思います。
本年も市政の推進に,より一層のお力添えを賜りますようお願いいたしますとともに,新しい年が夢と希望の持てるすばらしい年となりますよう心からお祈り申し上げ,新年の挨拶といたします。

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