急に寒くなり,11月に入ってから東北・北海道では初雪を認めました。紅葉と一緒になったところもあり,不思議な光景だったと思います。今年の夏は猛暑で,四国の四万十市で41℃を記録して話題となりましたが,ずいぶん前のような気がします。
12月の「鹿児島市医報」は平成25年を振り返って頂き,皆様よりご寄稿頂きました。「そうそうこんなことあったなあ」と思いながら読んでいただけるのではないでしょうか。
誌上ギャラリーはア山 修先生に霧島の散策道路の紅葉風景をご寄稿頂きました。写真をみていると,まるで自分が写真の中を散歩し,清々しい空気を胸いっぱい吸って荘厳な気分になります。また,えびのに出張していた時,ドライブがてら散策し,温泉で温まって帰っていたことを思い出しました。
「年末感想」として市内科医会会長 中村尚人先生より,この1年間の活動内容をご報告頂き,今後のチームワーク治療のリーダーとして他職種との連携の必要性や病床類型化における病院間の連携の重要性をあげて頂きました。また,医療事故調査制度や総合医専門医制度は今後見守る必要性を示唆して頂きました。「この一年をふりかえり」と題して,市産婦人科医会会長 古謝将一郎先生より,まず市医師会病院産科病棟閉鎖のこと,婦人科充実のご報告を頂きました。また,今年話題となった子宮頸がんワクチンを詳細にご説明頂きました。ワクチンの必要性と副反応も含めた海外の報告などです。子宮頸がんワクチン+子宮頸がん検診の2本柱で予防可能な子宮頸がんをワクチンの副反応のため今後廃止にならないよう,厚労省の副反応検討会の報告を待ちたいとのことです。「2013年を振り返って」と事務局長より鹿児島市医師会の1年間のご報告を頂きました。公益法人移行後初めての役員等選挙,臨床検査センターおよび医師会病院の経営改善についてや,鹿児島市医師会新会館建設についてなどです。変動の大きい1年であったことがよく分かります。また,臨床検査センター,医師会病院,夜間急病センターからもご報告頂きました。臨床検査センターでは,7月に重大な事故があり,今後の改善対策の徹底化が必要なものの,経営改善を図り,黒字計上が可能となり努力が実を結ぼうとしております。医師会病院でも経営改善の努力が着実に行われておりますが,今後さらなる会員の先生方からのご紹介を切にお願いいたします。
くすり一口メモでは「インフルエンザワクチン接種に関してよくある質問」とのことです。インフルエンザワクチン接種の真っただ中です。ご一読ください。
切手が語る医学では「偉大な科学者:パストゥール,アードラー」です。古庄先生いつもありがとうございます。
「妹を育てる」と題して西橋弘成先生よりご寄稿頂きました。戦後の大変な時期に教員をしながら,妹さん方を支えたことを綴っておられます。続編を楽しみにしております。
リレー随筆は中村 登先生の「2020東京五輪決定で思うこと」です。7年後楽しみですね。市立病院内のリレー随筆もいつまで続けて頂けるのでしょうか。よろしくお願いいたします。
東京オリンピック招致決定の際,早朝にもかかわらずメールが飛び交いました。明るい未来を期待させてくれました。
色々ありましたが,皆様にとってどんな1年でしたか? 今年もあと1カ月。頑張りましょう。
(編集委員 中村佐知子)

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