=== 年頭のあいさつ ===

新 年 の ご 挨 拶
鹿児島市薬剤師会 会長

     原   浩 一
 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 鹿児島市医師会の先生方におかれましては,希望に満ちた新年をお迎えになられたことと存じます。
 また,私ども薬剤師会の会員が,日々大変お世話になっていることに心から感謝申し上げます。
 昨年は,新幹線の全線開通がありました。開通式が鹿児島中央駅で催されるとのことで出席依頼があり楽しみにしておりましたが,前日にあの地震が発生しました。夕方には,明日のセレモニーは中止との連絡がありがっかりしておりましたがその後のニュースで,だんだんと事の重大さがわかるにつれて,ただごとではないことに気づかされました。開通式をやっている場合ではない!その後の東北の状況は,皆さんもご存じのとおりであります。ついに被害は,放射能にまで至ってしまいました。いろいろな検証が出ていますが,東電は多くの意見が寄せられていたにもかかわらず,耳を傾けなかったことが重大な結果を招いたように思われます。
 震災後,友人が鹿児島に訪れるたびに山川地熱発電所を案内しています。海抜920mの開聞岳近くに,その2倍の深さまで穴を掘って12本のパイプで地熱の蒸気を集めてタービンを回し1万世帯に送電しています。指宿市の世帯の半分に供給していることになります。確かに,自然エネルギーの利用を考え直さなくてはならないところに来ていますが,経費もかかることですから費用対効果を含めて検討の余地があります。
 私ども薬剤師会におきましては,昨年に引き続き薬学5年生53人の実務実習を行いました。医師会の先生方におかれましては,多くのご協力をいただきまして誠にありがとうございました。患者さんも認知していただいているようで,少しずつではありますが学生実習が定着しつつあります。
 また,夜間救急薬局の運営に当たりましても,日頃から密に連絡を取り合いスムースな運営が行われていることに感謝申し上げます。
 開通した新幹線は,鹿児島に多くの富を運んでいるようであります。これに乗じて我々も,市民の健康を守り豊かな鹿児島をつくりだして行けるよう,会員一丸となってこれまで以上に頑張ってまいりたいと思っております。
 最後になりますが,先生方のますますのご活躍をご祈念申し上げて新年の挨拶とさせていただきます。




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