誌上ギャラリー
秋 桜 の 丘
東区・紫南支部
(鹿児島市医師会病院)
山口 淳正
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秋の初めになりますとコスモスの便りがあちこちから聞こえて来ます。かつて南小国町にコスモス村がありました。この場所に14〜5数年前からコスモスが植えられておりました。ここは杉木立の間のコスモスと,高原特有の気象がコスモス園の向こうに雲海を見せてくれます(運がよければの話です)。このように杉木立や霧,雲海がコスモスを引き立ててくれる良い脇役を果たしてくれていました。このようなロケーションが写真愛好家を引きつけていたのでしょう。ところが広大な土地の管理と花の管理には相当な経費を要し,コスモスの時期だけの収入では維持が困難となり,3年ほど前に閉園されたそうです。小生も3回ほど通いました。前日の夜に車を走らせ駐車場で車中泊をし,夜が明けるのを待って撮影に入ったものでした。
コスモスの原産地はメキシコの高原地帯で,18世紀末にスペインマドリードの植物園に送られ,「コスモス」と名づけられたそうです。日本には明治20年頃に渡来したといわれております。秋の季語としてもよく用いられています。南九州で有名なコスモス園は小林の生駒高原でしょう。県内では上場高原,亀ケ岡,犬迫町の都市農業開発センターなどがあります。花言葉は「少女の純真」だそうです。
| カメラ:ペンタックス645N FA45−85mm シャッタースピード,オート 絞り13 |

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