あけましておめでとうございます。
巨大化していく中国,南北の緊張が高まる朝鮮半島,隣国の情勢も不安。国内では経済の改善が認められないまま,就職難で悩むゆとり世代や虐待で死亡する子供たち。先の見えない混沌とした世の中。その中で「はやぶさ」のように苦労しながら,宇宙より戻った未来に希望を与えるかもしれない科学。今年は卯年です。ピョンピョンと跳ねて世の中を切り開き,明るい未来を迎えたいですね。今年も宜しくお願いします。
(編集委員 中村佐知子)
4月に編集委員になって増えたのが,家族に気兼ねなく池田バーに通うチャンス。毎月月初めの編集委員会後にも必ず寄ってカクテルを楽しんでいたら,過去最高の54回も行っていた。年末最後のカクテルはXYZ,年初めの1杯目は干支にちなんだカクテルに決めている。戌年ならソルティードッグ,午年はホーセズネックのように。果たして卯年らしいカクテルは何がでるか,今から楽しみである。
(編集委員 島田 辰彦)
2010年は,ワールドカップで盛り上がりました。インターネットでも同様でしたが,よくわからない本田△の文字。知らないまま読み飛ばしていたところ,ネット流行語大賞2010で同じ言葉がノミネート。わけがわからず調べてみると“本田さん,かっこいい”が“本田さんかく”と短縮され,本田△になったとか。いやはや時代の流れについていくのは大変と思う今日この頃です。今年は果たしてどうなることやら。
(編集委員 竹元 雅一)
7年前に内之浦を飛び立った「はやぶさ」は60億キロの距離を,紆余曲折を経ながら昨年6月13日に地球の大気圏に再突入し,感動を呼んだ。一方,昨年12月7日に種子島を飛び立った「あかつき」は金星に嫌われ,6年後の再接近の可能性を求めて太陽を周回する旅に出た。なかなか世の中いいことばかりは続かないものだ。百人一首にも「暁(あかつき)ばかり憂(う)きものはなし」と読まれているからかな。
(編集委員 山口 剛司)
今年の楽しみは何と言っても,九州新幹線の全線開業です。昨年までも何回かヤフードームのデーゲームに日帰りで行きましたが,列車の時間が気になって,勝利の花火も見ずに帰ることがありました。今年は延長戦も大丈夫そうです。近くなる博多,遠くなる在来線の風景でしょうか。夕陽沈む頃,特急有明の車窓から見た牛ノ浜の海岸線の風景は最高でした。時間も景色も手にしたい。天命を知るはずの今年も欲張りの様です。
(編集委員 伊地知 修)
西暦2010年,人間歴55年,医者歴30年が過ぎました。先日,佐賀を訪れる機会があり,帰りに吉野ヶ里遺跡の公園に寄り道しました。紀元前の弥生時代に数百年続いた大きなムラがあったとのこと。ますます早くなる現代の時の変化を思いながら,昔のゆっくりした時を感じる時間を得ました。と同時に,この一年の自分,家族,社会の安泰を願う時間もいただきました。
(編集委員 大西 義孝)
昨年は民主党の政治主導によるデフレ脱却の見込みは外れ,日本の外交・安全保障の根幹を揺るがす事件が続出した。平成22年度診療報酬改定は微増であったが,急性期の大病院に傾斜配分され不公平感が残った。抜本的な経済政策,毅然とした外交姿勢,医療崩壊を阻止できるような医療費全体の底上げが望まれるところです。会員の先生方に役立つ医報を今年も提供できるように努力してまいります。
(副編集委員長 田畑 峯雄)
今年は卯年,私この3月に「五十にして天命を知る」時を迎えます。その時がどんな心境なのか,また,今後の人生をどう設計し展開していくのか・・・。ただ心に決めているのは,「天命に従い全ての物事を自然体で受け入れる」ということだけです。これからの対人・対社会関係等々全て受け入れ,自分の信念のもとに「ぴょん」と跳ねてみたいと思います。
(編集委員長 上ノ町 仁)

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