=== 新春随筆 ===
鹿児島県臨床検査技師会の活動
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鹿児島市医師会の先生方におかれましては,希望に満ちた輝かしい新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。また,日頃から鹿児島県臨床検査技師会の運営に際しまして,心温かいご理解とご支援を賜り心から感謝申し上げます。
鹿児島県臨床検査技師会は職能団体として検査技術向上を目指した研修会等を行い,これらに加え,若手臨床検査技師が参加しやすい交流の場の環境づくりや,今の社会情勢の中で病院経営は非常に難しいところがある中で,臨床検査技師として検査経費削減などのコスト管理を行い少しでも病院経営に参加できるような支援活動を目指しております。
さて,鹿児島県臨床検査技師会の昨年を振り返ってみますと,医療現場に貢献する臨床検査技師育成のために,九州地区卒後教育セミナー「生化学部門および輸血部門」を地元鹿児島で開催いたしました。また,各検査部門の研修会も多数の会員が参加し技術向上に努力いたしました。そして,今年2月26日,27日には第8回鹿児島県医学検査学会をがん粒子線治療研究センターである「メディポリス指宿」にて開催いたします。
公益事業におきましては,鹿児島市医師会主催の市民健康まつりに参加し,当技師会は「検査の意義」を広く一般にアピールするために,血糖検査および臨床検査相談を実施しました。折からの健康志向とも相まって,臨床検査は健康管理に欠かせないという認識が,市民の間に少しでも浸透されたのではないかと思います。さらに,NPO法人がんサポートかごしま,NPO法人ピンクリボンかごしま,HIVかごしま,臓器移植キャンペーンなどの公益事業にも参加し,検査がつなぐ元気の源を発信するためにボランティア活動を行ってまいりました。
法人化移行問題におきまして,鹿児島県臨床検査技師会が公益法人あるいは一般法人のどちらかに移行する場合,それぞれにメリットのある面,制約もあり,そのメリットと制約を十分に認識した上で移行しなければならないと考えております。その為には,その選択の理由をあらためて確認する必要があり,さらに前進する医療の中で仕事をする技師会員の団結,協力態勢は今後益々の連携が必要であると思われます。このような中で2011年は鹿児島県臨床検査技師会にとって大きく生まれ変わる節目の年だと考えております。
本年も,社会情勢・医療情勢の動向を読み取りながら,鹿児島市医師会の先生方の診療支援チームの一員として,しっかりと臨床検査技師の仕事をこなすことができるような技師会活動を行う所存でありますので,ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
最後に,鹿児島市医師会の先生方のご健康とご活躍をお祈りいたします。

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