=== 年頭のあいさつ ===

新 年 の 挨 拶
鹿児島市歯科医師会 会長

     橋 口 哲 彦

 明けましておめでとうございます。
 鹿児島市医師会の会員の先生方にとって、2010年の夜明けはさぞかし素晴らしいものだったとお慶び申しあげます。
 鹿児島市医師会の先生方には、かねてより私達、鹿児島市歯科医師会の会員が一方ならぬお世話になっています。この誌面をお借りしてお礼を申し上げます。
 市医師会の先生方は、特に小児科・内科の先生方は、昨年来からの新型インフルエンザで大変な思いをされているのではないでしょうか。お察し申し上げます。
 さて、昨年は、8月の総選挙で今まで医療三師会で長く支持してきた自民党が敗れて政権を明け渡すことになりました。政権与党となった民主党は、医療福祉を手厚くするようなことを言ってはいるようですが、まだどんな政治をするか未知数です。政策刷新会議での事業仕分けなどをみましても、財源確保に躍起なようです。民主党の掲げたマニフェストの政策を実現するには、どう見ても財源が不足しているとしか思えません。また、中医協では、人員の刷新が行われて、医師会の代表が誰もいなくなるという暴挙をしでかしています。
 このような中、今年の4月は、保険改正があります。政権交代があったことで、小泉改革の中の「経済諮問会議」が解かれ、社会保障費の2,200億円の削減なる愚策はなくなりますので少しは期待できるかなと思っています。しかし、上記したような中医協の委員構成や財源不足などを考えると、今度の保険改正では、どのような政治判断がなされるかはなはだ不明です。
 その様な中、日本医師会でも様々な対策を講じられておられるとは思いますが、日本歯科医師会では、「歯科医療のあるべき姿」委員会を立ち上げて、政権与党に対して歯科医療のあるべき姿を訴えていくとしています。
 今後は、この政権交代をチャンスと捉え「国民の健康こそが国を豊かにする」こと等を政府与党に医療三師会で堂々と訴えていく事が大切ではなかろうかと思います。国民の健康を守るためには、更なる医療三師会の団結が求められると思います。
 私たち鹿児島市歯科医師会では、鹿児島市医師会との連携をさらに密にしていただき市民の方々の健康と生命を歯科医療の立場から支えていければと思っています。
 今後とも鹿児島市医師会の皆様方に、鹿児島市歯科医師会の会員をよろしくお願いをいたしまして新年の挨拶とします。




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