誌上ギャラリー
紅 の 雨 に ぬ れ て
幻の野草と呼ばれているオキナグサ。
高さ10pくらいの茎先に暗紫色の花を下向きか横向きに咲かせる。体に似合わず人目を引く大きな花が災いしてか、今では、全国的にもめっきり少なくなり、絶滅危惧U類となってしまった。山草ブームによる乱獲、草地の開発などが原因であろう。
この地区で、30年来守り育ててきた柳野さん宅には、水田のあぜ道や土手などに約一千株が、毎年花を咲かせる。
オキナグサに〔迎春花〕(インチュンホワ)という夢のある別称があることを知る人は少ない。

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