=== 年頭のあいさつ ===

年 頭 の ご 挨 拶
鹿児島市歯科医師会会長

     森 原 久 樹
 鹿児島市医師会の先生方
    明けましておめでとうございます。
 2008年の年明けさぞ素晴らしいものであったろうと心からお慶び申し上げます。
 私ども歯科医師会の会員がかねてより大変お世話になっており改めて感謝いたす次第でございます。
 昨年の夏は65年振りに真夏日連続の記録を更新し暑い夏が続きこのままでは暖冬かと思われましたが、秋が短く夏からいきなり冬という感じでした。自然界は確実に時を刻んでいっております。
 一方、私どもの医療界に目を向けますと、自然界のようにはいかないようで特に歯科界はあえいでおります。医療費は下げられ、患者負担は上げられ、国民と医療担当者だけが大変な苦労を押し付けられて苦悩している現実を為政者の方々に知って欲しいとの思いで臨んだ参議院議員選挙は、何とか私どもの候補は当選しましたが、医師会・薬剤師会の先生が一緒でないという事で頑張りにも疑問符がつくのではと気になるところでございます。本当に私ども歯科界はもうすでに崖を転げ落ちているところで、並大抵の力では食い止められない状態にあります。前回の改定では歯科だけが目の仇みたいに大幅に医療費を削減され、医院経営が成り立たず閉院された方もおられ、私どもの力のなさをこれ程痛感したことはありませんでした。働けるのに閉院せざるを得ない心境を思うと心が本当に痛みます。
 今後、三師会の先生方と綿密に連携し、協調して根本的な解決にたどりつくまで、地域住民の健康の保持増進に寄与しなければと云う気が致しております。何と申しましても医療需要がなくなることはないのですから。
 新年早々グチばかりが出ますが、政治ばかりに責任を押し付けるつもりはありませんが、今後はその政治を動かす力をつけるべくお互いに知恵をしぼりたいものと思っております。今年の初夢は患者さんに喜んでもらい、医院経営が安定し家族や周りの人々の笑顔に包まれた初夢をと思っておりましたが未だに見ておりません。あまりにも現実離れしているのでしょうか。
 今年も昨年以上に私どもの会員がお世話になるかと思いますがどうか宜しくお願いし、医師会の先生方の益々のご活躍を祈念して新年の挨拶とさせていただきます。





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