未来に躍進する「元気都市・かごしま」
| 鹿児島市長 森 博 幸 |
平成20年の輝かしい新春を迎え、鹿児島市医師会の皆様に謹んでお慶びを申し上げます。皆様方には、日頃から本市の保健福祉行政の推進に、温かいご理解とご協力を賜りまして、深く感謝申し上げます。市長に就任して4年目を迎えましたが、この間、市政が順調に進展しておりますことに、厚く御礼申し上げます。
昨年の市政を振り返ってみますと、「市長とふれあいトーク」を引き続き開催したのをはじめ、「地域力再生検討委員会」を設置するとともに、「環境パートナーシップかごしま」を設立するなど、市民の皆様と共に考え、共に行動する市政をさらに進めてまいりました。
また、潤いのある空間創りやヒートアイランド現象の緩和の一助として、市電軌道敷や学校校庭の芝生緑化を進めるとともに、鹿児島らしい風格ある風景の実現を目的とした景観条例を制定しました。
さらに、中心市街地活性化基本計画の策定を進めるとともに、観光未来戦略に基づく各種観光振興や、大河ドラマ「篤姫」の放送に向けた取組みを通じた鹿児島の魅力の発信、子育てサポーターの育成や「にこにこ子育て応援隊」の活動開始など子育て環境の整備にも取り組んでまいりました。
新年においても、厳しい行財政環境のもと、引き続き施策の峻別を徹底し、これまで展開してきた施策をさらに充実させていかなければならないと考えております。
現在、わが国の景気は穏やかに拡大していると言われておりますが、地方においてはなかなかこのことを実感できないところでございます。
また、急速な少子高齢化の進行や人口減少社会の到来、国・地方ともに厳しい財政状況など、多くの課題、難問が山積しております。
このような中、将来にわたり持続的に発展し得る経済社会システムの構築が進められ、明るい将来を展望できる社会が一刻も早く実現することを願っております。
年頭にあたり、私はこれからも市民の皆様との対話、パートナーシップを大切にした「市民が主役の鹿児島市の実現」を基本理念に、「熱い、明るい、あったかい鹿児島」づくりに全力を傾注し、市民の皆様の英知と情熱を結集した、未来に躍進する「元気都市・かごしま」を創造してまいる所存です。
本年も市政の推進に、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願いいたしますとともに、新しい年が皆様にとりまして素晴らしい年でありますよう、心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
(C)Kagoshima City Medical Association 2009