鹿児島市医師会 初期臨床研修プログラム

HOME > 新着情報

当院での研修感想(2)

あっという間に初期研修の2年間が終了し、親しみのあるこの病院を離れると思うと寂しさが募っています。

大学5年生の秋に初めてポリクリで当院を訪れ、その雰囲気の良さに惹かれて6年生のクリクラ、そして初期臨床研修とお世話になり続けてしまいました。実に居心地が良く、恵まれた環境で研修をさせていただけたと思っています。

思い返せば2年前の今頃は、いよいよ始まる医師としての生活に不安と緊張でいっぱいでした。何をしてよいのか、何をしてはいけないのかもわからず、ひたすらおろおろし、ときに予想外の行動をして先生方を驚かせたこともありました。その度に優しく、根気強くご指導を繰り返してくださった先生方には感謝してもしきれません。

先生方が常に気にかけてくださり、幅広く症例を経験できるように一緒に患者様を受け持たせていただいたり、所属診療科以外でも手技を積極的に経験させていただいたおかげで研鑽を積む機会に恵まれました。

また、コ・メディカルの方々にも優しくご指導を受け、成長を見守っていただきました。

エコーをはじめとした生理機能検査を教わったり集中的に病棟採血をさせていただいたことで手技に対して自信をもつことができました。頼りないながらも主治医として扱っていただいたことで医師としての成長を実感することができました。

仕事以外の面でもたいへん可愛がっていただき、構っていただきました。

先生方と医局でおしゃべりをしたこと、おやつをいただいたこと、おはら祭りに参加したこと、朝早くから研修医と若手の先生で集まって忘年会の余興の練習をしたこと全てがかけがえのない思い出になりました。

春からは大学の消化器内科に入局し専攻医生活が始まります。新しい環境に飛び込むことは不安ですが、2年間の経験を糧に気を引き締めて精進していきたいと思います。

最後になりましたが、お世話になりました先生方、スタッフの方々、同期に心より感謝申し上げます。何年後かに、消化器内科医としてこの病院に戻ってこられることを目標に頑張ります。

 

鹿児島市医師会病院 臨床研修医

梶原 涼