=== 新春随筆 ===

        海外旅行・思い出のハイライト(4)
             世界の3大美港




 
西区・甲北支部  林  敏雄

写真 1 コルコバードの丘からのリオ港の眺望

 日本は海に囲まれた島国で港は沢山あるが,一般的に世界3大美港といえばリオデジャネイロ(略・リオ)とシドニーが先ず挙がる。第3位はナポリ,サンフランシスコ,香港等で人によって意見が分かれる。リオは素晴らしい港だと思うが,何しろ遠いので行った人は少ないと思うが,平成28年にオリンピックが行われたので,テレビでリオの街の様子は頻回に見られた。私は平成8年5月に訪問したので,平成28年の本誌10月号に少し詳しく報告した。従って今回は両手を広げた巨大キリスト像が立つ,コルコバードの丘からの展望写真を1枚掲載するに留めたい(写真1)。
 シドニーは平成18年8月に訪問したが,巨大なブリッジと,世界遺産の帆のような奇妙な形のミュージック・ホールに行き交う船がマッチして,何時まで眺めていても飽きが来ないという文句なしに美しかった。対岸に渡るのには連絡船の往復が一般的であるが,ブリッジを車でいったり,観光用に命綱を付けて,旗がひらめくブリッジのアーチ部分を歩くのもある(写真2,3,4,5)。
  
写真 2 シドニー港の対岸と行き交う連絡船
写真 3 巨大ブリッジと連絡船
写真 4 連絡船の上から見るミュージック・ホール遠望
写真 5 ミュージック・ホールと連絡船

 ナポリは昭和56年5月と平成15年7月の2回訪問している。ナポリは11世紀初頭ノルマン人が征服してデローヴォ城を建てた。この城には魔法をかけた卵を城内に埋め,これが割れるとナポリに災いが起こるという伝説があり通称・卵城と呼ばれている。その後,スペインのハプスブルク家やフランスのブルボン家の支配を受け,支配者が代る度に城や宮殿が築かれ,今ではそれらが重要な観光資源になっている。海岸通り及びカプリ島行きの船からの遠望では,背後にヴェスヴィオ山を控え,港の街並みが展開して見えた(写真6,7)。港に行ってみると古めかしい卵城が突き出ていたり,ヌオーヴォ城があったりで趣がある(写真8,9)。しかし港の全体像はヴォメロの丘のような少し高い所からの眺望でないと分からない気がしたが,残念ながらその機会が無かった。
  
写真 6 ナポリ港とヴェスヴィオ山遠望

写真 7 カプリ島への連絡船から見たナポリ港,
中央の白亜建築は卵城
写真 8 デローヴォ城(通称・卵城)
写真 9 ヌオーヴォ城

 1回目はサンタルチア港から船で沖合のカプリ島に向かい,小舟に乗り換えて「青の洞窟」に入ったら,幻想的な素晴らしいブルーの海水で驚いた。2回目はヴェスヴィオ山麓のポンペイの遺跡を訪問したが,真夏の暑さにはまいってしまった。ナポリは鹿児島と姉妹都市でナポリ通りというのがあり,ナポリにも鹿児島通りがあったが,狭くて貧弱なのでがっかりした。
 平成3年に国立南九州中央病院(現・鹿児島医療センター)の開設10周年記念式典があり,当時副院長だった私が記念誌の編集を担当した。その際表紙を航空写真で飾ろうと思い桜島をバックに病院を撮って貰ったが,似たような地形のナポリに比べて鹿児島も素晴らしく,世界の美港に加えて欲しい気がしている(写真10)。
 アメリカ西海岸のサンフランシスコ(略称・桑港又はシスコ)港は真紅の金門橋の右手に,脱獄不能といわれる刑務所のアルカトラズ島も控え素敵だと思う(写真11)。ツイン・ピークスからの市街地の展望も良かった(写真12)。
 よく候補に挙がる香港は2回訪れているが,2回目は平成20年8月で7万6千トンの豪華客船スーパースター・ヴァーゴ号に乗船してベトナムの世界遺産ハロン湾に向かうため前日香港に立ち寄った。その際ビクトリアピークから写真を撮ったが,昼間の展望より夜景の方が最高に美しかった(写真13,14)。因みに香港はヴォメロの丘からのナポリと,函館山からの函館と共に世界3大夜景に入っている。
  
写真10 鹿児島港・空撮
(画面下部の緑屋根が国立病院)
写真11 サンフランシスコ港の金門橋

写真12 ツインピークスからのシスコ遠望
海岸線に金門橋が微かに見える
写真13 ビクトリアピークからの香港遠望

写真14 香港夜景




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